【初心者の疑問】買収された企業の株価はどうなるのか?
✔ この記事はこんな方におすすめ!
この記事はそんなあなたの疑問に答えます。
✔ ︎本記事の内容
仮想通貨運用3年目、新卒でIT企業にエンジニアとして就職。
株式投資や仮想通貨周りを中心に発信。
こういった僕が、実例をベースにわかりやすく解説します。
結論:上場廃止に注意!
例によって、結論から。
基本的には、上場廃止に気をつけておけばOKです。
企業が買収や合併を行なったタイミングで、
吸収された企業の株式が上場をやめると株が失効してしまいます。
なので、この上場廃止の情報はしっかりキャッチしましょう。
✔ 詳しく解説
ここまでで、よくわからなかった方向けに詳しく解説。
ビジネスの世界では、企業規模を拡大するためや新規事業に乗り出すためなど、
様々な理由で企業が合併することがあります。
しかし、元々は別の企業だったわけで、株価も全く違います。
じゃあ、合併した時、株価はどうなってしまうのか?
これがこの記事のお話。
「買収した側の株価に合わせるんじゃないの?」
「株価を平均した値になるんじゃない?」
いろんな声が聞こえてきそうです。
もちろん、全てのパターンがこれに当てはまるとは言えませんが、
基本的には、先ほどの結論で、
買収された企業が上場をやめたら株価は失効する。
そもそも、上場している企業の株価を買っているので、
上場をやめてしまったら株価の効果が無くなるのは当然ですよね。
TOB(株式公開買い付け)とは
「え、上場廃止するってなったら急いで売らないとめちゃくちゃ損やん」
こう思った方いらっしゃるでしょう?
大丈夫です。そこはしっかりルールがあります!
それが、TOBです。株式公開買い付けとも呼ばれます。
✔ 概要
TOB(株式公開買い付け)は、読んで字の如く。
「買収する企業が大々的に購入宣言をして、投資家が持っている株を集める」のこと。
この時に、「うち今度ここの企業と合併すんねん。持ってる株くれや!」
なーんて態度で来られたら、さすがにガンジーも飛び膝蹴りします。
投資家を優遇した条件で持っている株を買わせてもらう。
これが基本です。
あとひとつ、株の回収は取引所では行われないというのもTOBの注意点です。
売ったのに、違う人が買っちゃったなんてなったら大変ですからね。
✔ TOBを使用しない場合もある
ここまでTOBについてお話してきましたが、買収時にTOBを使わない場合もあります。
単純に取引所で少しずつ株を集めていく方法です。
この方法を使うと、株価が上がりやすい傾向にあります。
どちらの方法でも、株価をある程度いい値段で取引できそうな感じがしますね。
まとめ
ここまで読んでいただいた方には、
企業合併による株価の動きについて理解して頂けたと思います。
上場廃止やTOBの情報はいち早くキャッチしていきたいですね。
力といえども知性なくしては無に等しい。
ナポレオンさんの言葉です。
ということで、今回は以上です。
こまめにニュースをチェックしよーう!